百合が丘クリニック

クリニックからのお知らせ

2018年09月07日

尋常性乾癬


「尋常性乾癬」は赤い発疹の上に白い鱗屑と呼ばれる湿疹ができます。その白い物を剥がすとまた赤い皮膚が出てきます。頭皮やひじ、膝など外からの刺激を受けやすい所によくできます。そして段々と全身に広がっていきます。 関節リウマチのような症状を合併する事があります。関節の変形やこわばりなどがあり、痛みを生じる事もあります。それを乾癬性関節炎と言います。  

鮎の大根煮

 
先生:田口さんは道端アンジェリカさんという方をご存知ですか?   A:はい、モデルでテレビなどにも良く出てくるきれいな女性ですね。   先生:そうです。その道端アンジェリカさんが苦しんでおられる病気を知っていますか?   A:それは知りませんね。そういえばテレビで見かけることが少なくなっているような気がします。   先生:あまり見かけないのは最近結婚出産されたせいもあると思いますが、アンジェリカさんが患っているのは「尋常性乾癬」と言う病気です。   A: 「尋常性乾癬」ですか?皮膚の病気ですよね。全く知りませんでした。   先生:モデルは美しさが大切なお仕事ですが、アンジェリカさんは肌が綺麗でないと言われることが多く、ご自分で「尋常性乾癬」であることを告白されたようです。   A:道端アンジェリカさんはどのような状態なのですか?   先生:はい、アンジェリカさんはご自身のブログでも紹介されていますが、化粧を落とした肌は薬で押えている皮疹が見られ薄茶色のものが肌に散在しているのがよく分かります。ひじの外側にも色素沈着が見られます。   A:そうなんですね。モデルさんは人前に出るお仕事で、化粧などもしなくてはならないので大変そうです。   先生:そうですね。アンジェリカさんも薬で押えて化粧で隠しながら仕事を続けておられるそうです。田口さん世代の方はご存知だと思いますが、歌手のシンディ―ローパーもこの「尋常性乾癬」であるそうです。   A:シンディ―ローパーもですか?シンディ―ローパーは親日家であることも有名で元気な歌を歌っていたので病気のイメージは無いですね。彼女も濃いめのメイクをしていた印象がありますが、病気の所為もあったのかもしれませんね。その「尋常性乾癬」とはどのような病気ですか?   先生: 「尋常性乾癬」は赤い発疹の上に白い鱗屑と呼ばれる湿疹ができます。その白い物を剥がすとまた赤い皮膚が出てきます。頭皮やひじ、膝など外からの刺激を受けやすい所によくできます。そして段々と全身に広がっていきます。   A:全身に広がっていくのは恐いですね。その他の症状はどうですか?   先生:はい関節リウマチのような症状を合併する事があります。関節の変形やこわばりなどがあり、痛みを生じる事もあります。それを乾癬性関節炎と言います。   A:リウマチのような症状ですか?免疫系の病気なのでしょうか?   先生:田口さんも鋭いですね。「尋常性乾癬」は免疫の病気の一つであると言われています。1~2%の方に見られる病気で珍しい物ではありません。   A:原因は分かっているのでしょうか?   先生:免疫の病気であるとは言われていますがはっきりとした原因は分かっていません。気候やストレス、食生活や糖尿病・高脂血症等の様々な要因が影響して皮膚に症状が出ると言われています。   A:そうなんですね。東洋医学的な何か良い治療法は有るのでしょうか?   先生:この「尋常性乾癬」は東洋医学でも難治、治療が難しいとされています。すっと治る方もいますが、なかなか良くならずに困っている方もおられます。本当に難しく治らなかった方は1割程度であったと思います。   A:では9割の方は良くなったという事ですね。   先生:はい、漢方薬だけで完治された方もいらっしゃいます。しかしアトピ―性皮膚炎に比べれば完治、つまり塗り薬も飲み薬も必要なく日常生活を送れるような状態を長続きさせるのは結構むずかしかったように思います。   A:そうなんですね。その肌の状態はどの様になっていくのでしょうか?   先生:はい、アンジェリカさんの受けている治療では薄茶色の色素沈着が残っていますが、漢方薬で治した場合は跡形もなく治っておられます。   A:それは嬉しいですね。具体的な治療法はどの様なものですか?   先生:はい、この病気は難しい場合が多く、エキス剤での治療では長い時間かかることが多いので、煎じ薬をお勧めしたいですが、患者さんの経済状態や通院できる間隔などに合わせた治療法を考えていきます。   A:先生と相談して患者さんに合った方法での治療となるんですね。東洋医学的に分類して治療していくのでしょうか?   先生:そうです。先ず血熱タイプ、血燥タイプ、血タイプ、血虚タイプ、風熱タイプなどに分けられます。赤みが強い方は血熱タイプの場合が多く、乾燥が強い方は血燥・血虚タイプ、皮膚が盛り上がっている方は血タイプ、湿疹が急速に広がってくる方は風熱タイプである場合が多いです。通導散や温清飲などが用いられることが多いです。しかし温清飲は熱を冷ます作用が強いので血燥・血虚タイプに用いると効果が出にくい場合があるので注意が必要です。煎じ薬でバランスを整えると良く効くことが多くあります。   A:重症の場合は煎じ薬がおススメですね。   先生:そうですね。体質を診て、どの部分の熱を冷ますのか、乾かすのか、潤していくのかなど細かくその方に合わせた処方が出来るのが煎じ薬です。大青葉や土茯苓、白花蛇舌草などを用いますが、保険適応していない生薬も多いので患者さんの負担は大きくなってしまいますが、効果はエキス剤に比べると格段に速いと思います。   A:そうなんですね。今回は道端アンジェリカさんもお悩みという「尋常性乾癬」のお話しを伺いました。治療が難しい病気という事で、患者さんは先生と相談してご自身にあった治療法を選択ができるといいですね。   先生:はい、皆さんも周りにこの病気の治療法で悩んでおられる方がいらっしゃいましたら漢方治療も選択肢の一つにしていただきたいと思います。   今日も薬膳を持って来ていただきました。これは、鮎と大根ですね。   先生:はい。そうです食べてみて下さい。   A:これは美味しいですね。薬膳というよりは、普通の料理ですね。これはどのような効果があるのでしょうか?   先生:大根の辛みと甘みが肺と脾に効きます。消化を助け、痰を除く作用があります。また気をおろす作用があります。鮎は胃腸に効きます。体を補い、水を取り除き胃腸の調子を整えます。この薬膳は、消化機能を改善し体の浮腫みやすさを改善します。まさに今の時期にピッタリの食材です。   A:そうなんですね。これなら毎日でも食べられますね。
鮎の大根煮
クックパットの百合が丘クリニックのページを参考にして下さい。

先生:はい。美味しいものを食べて夏バテを予防していただきたいと思います。  
 

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