百合が丘クリニック

クリニックからのお知らせ

2018年03月23日

過敏性肺臓炎の患者さん


FMなばり(83.5Mhz)にて「百合が丘クリニック通信」放送中です!

当院院長が出演し、東洋医学に基づいた、健康にまつわる話をしております。

ON AIR:毎週金曜日15:50~(10分間)

再放送:水曜日8:20、土曜日18:20~、20:50~、日曜日12:50~、16:50~ 

 
先生:今回は過敏性肺臓炎という病気についてお話ししたいと思います。   A:肺炎はよく聞きますが、肺臓炎はあまり聞いたことがないですね。   先生:肺臓炎は肺に肉芽腫が出来る病気で、アレルギー疾患で、原因としてアレルゲンを吸入する事によって起るものです。   A:アレルギーによって起るんですね。どんな症状があるんでしょうか?   先生:はい、咳や発熱、呼吸困難などがあります。当院に来られた患者さんは原因ははっきりとは分かりませんが、おそらく昔鳥を飼っていたということで、その羽などを吸い込んだことから起ったと考えられます。咳から始まりひどい呼吸困難にもなっていました。もともとリウマチもあった患者さんです。   A:リウマチも免疫系の病気ですね。   先生:そうです。どちらも免疫に関する病気ですね。この患者さんは、原因が飼っていた鳥ということで、鳥は処分できても家まで引っ越すことは難しく徐々に重症になっていったと考えます。当院だけでなく、地域の大きな病院にも通われていました。酸素の状態も悪く呼吸困難になっておられました。   A:呼吸が苦しいのは大変ですね。その後どうされたんですか?   先生:はい、漢方薬のエキス剤で対応していましたが、それでは難しい状態でした。煎じ薬を勧めましたが、経済的な問題もあるのでなかなか決断できず苦しんでおられました。更に呼吸困難が進み、肺原性の低血圧、心不全の様な症状も出てきたので、相当危険な状態であると考え、患者さんに煎じ薬を飲んで戴くことにしました。   A:その後の経過はいかがですか?   先生:はい、血圧は徐々に上がってひと月ほどで安定しました。酸素の状態はあまりよくありませんでしたが危険な状態は脱したと思います。その後やはり入院が必要だと、地域の大きな病院に入院されました。入院すると家にあるアレルゲンとの接触がなくなるので改善されることが多いです。この患者さんも一カ月弱入院され酸素の状態も良くなってきました。   A:それは一安心ですね。   先生:はい、しかし退院するとまたアレルゲンとの接触が考えられ、再び悪化する可能性がありましたので、東洋医学的に考えて、薬を出しました。   A:東洋医学的に考えるとは、分類ですね。   先生:はいそうです。風熱挾湿と痰濁阻肺、痰熱鬱肺、肺腎気虚の4つに分けられます。これは簡単に言うと、痰がたまって肺の働きを妨害している、痰に熱を持ち肺がうまく働かない、肺と腎の気が少ないことによって呼吸する力が少なくなってくるの四つです。この患者さんは血圧も下がって食欲もなく、寝汗も多いということで肺腎気虚と考え治療する事にしました。   A:その治療の効果はどうでしたか?   先生:はい、気虚を主に治す事を考えて、保元湯、昇陥湯、補中益気湯の加減方を使いました。退院して普通であればどんどん悪化していくところが、悪化することなく酸素の状態も良くなってきて、ほぼ正常になってきました。朝晩の呼吸は少し苦しいけれど、昼間は普通に歩けるまでになりました。   A:良かったですね。私も嬉しくなります。   先生:はい、本当によい経過をたどっていると思います。再発もせず良くなってきているのは漢方の力もあったのではと私は感じています。   A:そうですね。患者さんに合う治療法を見つけることが出来て幸運でしたね。この肺蔵炎も免疫疾患とのことでしたが、ステロイドも投与されたのでしょうか?   先生:はい、この患者さんはリウマチがあったのでステロイドを使っておられましたが、最初は良く効いたそうですがだんだんと効かなくなり副作用で苦しんだ経験があったので、出来るだけステロイドを使わない治療法を希望されていました。   A:そうなんですね。ステロイドが必要な時もあると思いますが、出来るだけ少なくしてほしいという患者さんの願いもあるんですね。   先生:はい、副作用で苦しんだ経験のある方は、できるだけ使いたくないというのは当たり前だと思います。私もステロイドを使って一旦は良くなっても結局病気が長引いてしまったという患者さんを多く見てきましたので、体質的なところからアプローチする漢方治療も患者さんの選択肢の一つと知ってもらいたいと思います。   A:今回は難しい病気ですが、患者さんが良くなったとお聞きして私も嬉しくなるお話でした。   先生:はい、漢方薬ですべての病気が治せるわけではありませんが、西洋医学とは違った方向から見ることで患者さんにとってよりよい結果が出ることも多くあると思います。   A:みなさんもお困りのことがありましたら、百合が丘クリニックで相談してみて下さい。治療の道が開けるかもしれません。さて、今回も薬膳を持って来ていただきました。今日はスープですね。寒い時期にはうれしいですね。   先生:少し香りを嗅いで見てください。   A:はい、あっ少し酸っぱい香りがします。   先生:はい、このスープは酸辣湯といいます。どうぞ食べてみて下さい。   A:ではいただきます。酸味もありますが、少しピリッとしていてとても美味しいです。さっぱりといただけそうです。この薬膳はどのような効能がありますか?   先生:はい、酸辣湯は中国の四川省の料理で、酸味は仕上げに黒酢が入るからです。中国ではもち米から作られる「こうず」がよく使われます。酢には酸味と苦味があり、体を温め肝と胃に効果があります。効能は活血散、消食化積、消腫軟堅といって、腫れを除いて血の巡りを良くし、食欲増進させたりする働きがあります。身体の水分をめぐらすことによって、身体に出来た物を流してしまうということで、癌の予防にも効果があるとされています。また疲れを取る作用もあるとされています。   A:そうなんですね。身体の気血水のめぐりが良くなるとお肌の調子も良くなりそうです。 先生:はい、その他、血糖上昇の抑制効果や血管を柔軟にして高血圧や動脈硬化の予防にも効果があります。   A:癌や高血圧、糖尿病なんて現代人にピッタリですね。   先生:はい、ただ酢は多く取りすぎると良くないと、古い書物にも記載が有りますので、取りすぎには注意して下さい。   A:本当に美味しい薬膳ですので、皆さんも、百合が丘クリニックのホームページクックパッドを参考にして作ってみて下さい。


百合が丘クリニック通信バックナンバー(2018年1月号)  
 

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