百合が丘クリニック

クリニックからのお知らせ

2018年04月12日

漢方の即効性について


FMなばり(83.5Mhz)にて「百合が丘クリニック通信」放送中です!

当院院長が出演し、東洋医学に基づいた、健康にまつわる話をしております。

ON AIR:毎週金曜日15:50~(10分間)

 再放送:水曜日8:20、土曜日18:20~、20:50~、日曜日12:50~、16:50~

 
先生:今回は漢方の即効性についてお話しさせていただきたいと思っています。   A:漢方といえば、身体にやさしい代わりに効き目もゆっくりというイメージがありますが、即効性があるんですか?   先生:はい、漢方は、体質改善をして病気を治していくということで、効き目はゆっくりと思われると思いますが、例えば風邪のときなどの漢方薬には即効性がある物もあります。   A:風邪の時は、病院では抗生剤をもらったり、抗生剤の効かないウイルスの場合は対処療法として解熱剤を貰ったり、鼻水を止める薬などを貰いますが、漢方薬での風邪の治療はどの様なものなのでしょうか?   先生:漢方ではまずその人の体質を見ていきます。冷え症であるのかないのか、身体が丈夫なのか、虚弱なのかなどをまず見ます。   A:そうなんですね。風邪といってもまず体質で分類して、薬を考えていくんですね。   先生:そうです。例えば熱が在る場合、身体が丈夫な人は汗をかかせて熱を下げていくようにします。   A:汗をかくと熱が下がるとは良く聞きますね。   先生:はい、しかし身体がもともと虚弱な人は、無理やり汗を出させるとますます体力が失われてしまうので、皮膚の表面の抵抗力を回復させて熱を下げていきます。   A:そうなんですか。汗をかいて熱を下げるというような民間療法と言われているものも、効く人と効かない人がいるのはそう言う体質の違いなんですね。   先生:はい、それ以外にも気の巡りが滞ってしまっている人には柴胡剤を用いて気の流れを良くして治していきます。また陰血とよばれる体内の水分が不足している場合には、それを補って汗を出させて治すという方法もあります。   A:風邪の治療法も色々とあるんですね。先生、インフルエンザなんかも漢方薬で治療できるのでしょうか?   先生:はいもちろんです。早い人なら1日で解熱することは良くあります。   A:一日で熱が下がるんですか?凄いですね。その効果は証明されているのですか?   先生:はい、東洋医学会では、インフルエンザの治療で、西洋薬の治療と漢方薬での治療を比べると、漢方薬で治療した方が治癒までの期間が短いという論文や発表が何件かあります。   A:漢方薬の効き目はゆっくりというイメージとは全く違いますね。   先生:はい、漢方薬にはもともと『傷寒論』という風邪の治療法などをまとめた本があります。やはり昔は感染症で亡くなる方が多かったので、なんとかしてその人たちを救いたいという事で、『傷寒論』は出版されたようです。   A:そうなんですね。身近な風邪などで困っている人々を救うために出来たものなんですね。それなら、即効性があるのもうなずけますね。   先生:はい、漢方薬は実は即効性があるものなのです。最近漢方にあまり詳しくない先生でも急性胃腸炎では五苓散という薬が良く使われるようです。五苓散は吐き気を止めてくれますので比較的そこそこ効果があるということで使いやすい薬の様です。しかし証、体質をよく見て処方すると他の薬の方が良く効くという事もあります。   A:風邪の他にも漢方の即効性が期待できるものはありますか?   先生:はい、他にもいろいろあります。例えば、太陽光線などの少しの刺激で顔が赤く腫れあがってしまうことにも漢方薬が比較的すぐに効きます。   A:どのような治療なのでしょうか?   先生:はい、東洋医学の古い本である『金匱要略』には、みずと元気のきで水気病と書きますが、この水気病というものが出てきます。体内の水と気には密接な関係があり、気に異常があれば水に異常を伴いやすいと考えます。外からの刺激によって顔が腫れやすいのは、その水気病の風水、皮水に分類され、その薬を用いると、早い方なら15分程で効果が実感できると思います。遅い人でも数日で効果が出てきますので、効果が出ないという事は薬の組合せをもう少し考えなくてはならないという事になります。   A:15分ですか!そんなにすぐに効果が出るんですね。顔が腫れて困っている方には朗報ですね。漢方薬はなかなか効かないというイメージが崩れました。   先生:はい、他にも雨の日前後に痛みの酷くなるようなリウマチ性疾患にも良く効きます。しかし拗れてしまっている方はまず身体の中の足りない部分を補う時間が必要になってきますのでその場合は即効性を期待はせずにじっくり治す必要があります。   A:そうなんですね。拗れてしまうと時間がかかるんですね。早め早めの治療を考えていきたいですね。   先生:はい、拗れてしまったかたもある程度体の中を補っていくと、リウマチの方も漢方薬で痛みに対しても即効性が期待でき、とても喜んで頂けています。   A:リウマチは強い薬を使うイメージですが、漢方薬で治療できれば嬉しいですね。痛みもすぐとれるなんて鬼に金棒ですね。   先生:はい、ケースバイケースですが、お困りの方にはぜひ相談して戴きたいですね。私はそんなに問題なく治療できると考えています。   A:その他はどうですか?   先生:はい、やはりすぐに取りたい症状と言えば、痛みであると思います。頭痛や生理痛等にも即効性が期待できると思います。   A:痛みに対して即効性があるというのは嬉しいですね。以前のお話しで冷えが原因の生理痛の場合、その時は痛みが引くけれど、原因となる冷えは悪化してしまい、次の生理痛がさらにひどくなってしまう可能性もあるとお聞きしました。   漢方薬ならその心配はありませんね。   先生:はい。最近こむら返りに漢方薬というCMが流れていますが、この陰分を補う芍薬甘草湯も、病名投与、体質などを見ずに症状で薬を処方することで、ある程度効果があると思います。   A:お困りの方はまず、ドラッグストアなどで漢方薬を手に取るのも良いという事ですね。   先生:そうですね。しかし効果が出ない場合は東洋医学的な診断が必要となって来ると思います。原因を分類して、足りないものを補う治療を行なえばこむら返りも良くなると思います。その他まぶたがピクピクする方は、西洋医学での治療では非常に困っている方が多い症状です。眼瞼痙攣といいますがこれも当院で治療した方で治らなかった方は思い出せない程即効性がありました。   A:まぶたがピクピクする症状にも即効性があるなんてすごいですね。   先生:はい漢方薬も、急性の病気には即効性のある治療、慢性の病気には体質的に治療してからと選択して、患者さんの快適な生活のお手伝いが出来ると思います。これも漢方薬で?と思うような病気でもしっかりと病の原因と向き合えば、即効性のある治療も行うことが出来ます。   A:たとえば喘息の発作なども止めることが出来るのでしょうか?   先生:はい、喘息発作も漢方薬でそんなに困らずに止める事も可能なので、遠方から当院まで漢方薬での喘息治療に通院されている方もいらっしゃるほどです。一週間入院していたほどの発作を起こしていた方が、当院で煎じ薬を服用すると、帰る前には発作が治まってしまったという事もあります。もちろんステロイドの点滴などをしたわけでは無く漢方薬のみです。今の時期ですと花粉症の方にも即効性の期待できる治療が出来ると思いますので是非相談して下さい。   A:病気でお困りの方には心強いお話しでした。皆さんも私の病気は治るのかな?と不安を抱えておられる方はぜひ百合が丘クリニックにて漢方治療について相談されてみてはいかがでしょうか?さて、今回も薬膳を持って来ていただきました。今日はおかゆですか?   先生:はい、緑豆と苡仁(ハトムギ)のおかゆです。どうぞ食べてみて下さい。   A:苡仁ははとむぎですね。あっさりして食べやすいです。サラッと食べられそうですのでこれからの季節にピッタリですね。   先生:はい、緑豆はすこし熱を冷ましてくれます。苡仁、はとむぎですがこれは、水を除く利水作用があります。両方を足して、熱を冷まして水を除く、湿疹の出る方にお勧めです。これを毎日食べれば、湿疹の出にくい身体になると言われています。   A:春先は皮膚のトラブルが多くなってくる季節です。ぜひ食べたい薬膳ですね。調理法も簡単そうですね。   先生:はい、詳しくは百合が丘クリニックのホームページ、クックパッドのページをご覧ください。材料も揃いやすいのでぜひ試して頂きたいです。   A:取り入れやすい薬膳で皆さんも健康に過ごしていただきたいですね。


百合が丘クリニック通信バックナンバー(2017年4月号)
 
 
 

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